ぼくは名古屋市内で食事を済ますことがほとんどで、滅多に郊外へ足を延ばすことがない生活をしています。
そのため周辺都市のレストラン、とりわけタイ料理屋事情がどうなっているのかを知る機会は皆無でした。
そこでそんな勉強不足を解消すべく、近郊にあるぺっぽいさんを訪ねてきました。
高速道路のインター近くの住宅街に並ぶこのお店は、手作り感あふれる素朴な店造りと家庭的な雰囲気で、地元で評判のタイレストランだということです。
実際こじんまりしたお店なのに予約で席が埋まっており、その人気の高さがうかがえます。
ぺっぽいというちょっとユニークな響きの店名は、タイ語で「宝石」を意味するんだとか。
本場で充分なキャリアを積んだシェフだそうで、正直「この規模の店でこんなにレパートリーがあるの!?」というメニューの充実ぶりでしたが、いつもの如く、男は黙ってカオマンガイなのです。
さて、料理を待つこと10分ほど、店員のタイ女性に置かれたカオマンガイは、とてもシンプルです。
もともと派手な料理ではないのですが盛られたお皿がかなりの大きさなので、輪をかけてシンプル感が増している気がします。
申し訳程度に置かれたパクチーもちょっと疲れた表情を見せており、こちらもそれで戦闘意欲を削がれてしまいました。
うーん、パクチーはフレッシュでわっさ~とやって欲しいんだけどなぁ…。
日本では入手が難しいんだろうか、いつかこのあたりをインタビューしたいな。
さて、肝心のカオマンガイ。
これはぺっぽいさんのオリジナルでしょうか、タレがですね、なんと胡麻ダレなんですよ、ニンニク入りの。
舌に乗せるとまず胡麻の香りと甘さ、その後ににんにくの香りが漂うという、めちゃめちゃ日本的な味。
これをカオマンガイに付けるのは初めての体験でした。
しかしこれが結構美味しいんですよ、タレとしては。
「そりゃそうか」と思い至ったのは、胡麻ダレを蒸し鶏にかけてキュウリ…っていうことで、どうしても棒棒鶏(バンバンジー)なんですよね。
気が付いてしまうと、もはやそれにしか思えなくなってくるから困る。
鶏肉は充分に脂を少なくしてあり、皮もなかったので単体ではかなり淡白な印象。
ある程度ふっくらジューシーを残して欲しいぼくとしては、ちょっと嗜好と反対になってしまいました。
が、一転してご飯はふっくら&固め炊き&薄味で、高評価。
このお米ならカオマンガイ以外でも美味しくいただけそうで、この胡麻ダレとの相性はとても良いように思いました。
スープは…うーん、残しました…。
個人的に、このカオマンガイのタイプとは合わない感じがしました。
全般にタイらしさに欠けてる印象でしょうか。
店の作りもシンプル、料理自体もシンプルだったため、少し割高感があったのは否めません。
カテゴリ | タイ料理レストラン |
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お店 | ぺっぽい |
住所 | 愛知県みよし市福谷町花立70-1 |
料理 | カオマンガイ |
金額 | 980円 |
エリア | みよし 愛知 |
ウェブサイト | http://petploy.cloverix.net/access.html |