人気のカフェになぜか存在するカオマンガイは女性向け

カフェらしからぬ味

aoicafe-out

名古屋でも人気のカフェのひとつ「AOI CAFE」は、新栄駅前の一角にあります。
繁華街の中、陽射しが気持ち良いテラスにオリーブの木。
お客さんの大半が女性かカップル。
なんとも洗練された雰囲気のカフェでありながら、カオマンガイ(シンガポールチキンライス)を出してますよ、という話を聞き足を運んできました。
ここは少し変わっていて、カオマンガイがメニューに出てくるのは14:30以降。
昼下がりのティータイム、腹ペコの男一人で入るのは多少の勇気が必要です。

店内の開放的な造りと、陽だまりの暖かさにまどろむこと10分。
シンガポールチキンライス(800円)のプレートが登場です。

aoicafe-khaomankai

まずは…パッと見、量が少ないです。
もしかしたら14:30までランチを我慢した空腹感からなのでしょうか、店内ただ一人の男子だからでしょうか、全てがやけに小振りに見えます。
哀しい性かな、テンションが下がりました。

まずはライス。
インディカ米を使ってはありますが、鶏の香りはほとんどありません。
まぁこの店の雰囲気で、鶏肉の匂いが充満していたら場違いも甚だしいですが…。
固めでモチッと炊いてある感じが嬉しい反面、どうだろう、鶏のダシで炊き込んではいない or 感じないくらい薄味です。
頂上にはフライドガーリックの飾り付け。

チキンにはしっかりした味があり、ぼくの好きな表面プルプル系でとても美味しいです。
ですが、絶対量が少ない、ずいぶん少ない。
今日の腹加減だと、このまま全部を一口で食べられんじゃないかとさえ思えます。
最近考えてるのがこのタイプのチキン、おそらくどこかで大量生産されていて、多くの店が同じそこから仕入れているのではないか、ということ。
と邪推してしまうくらいに、ご飯とチキンの味付けのバランスが異なっているような…。

そこにパクチーの代わりなんでしょうか、大根の葉(たぶん)が添えられ、同じ皿にはキュウリとトマトのサラダの付け合わせ。
生の大根の葉は苦いだけなので、正直チキンと合いません。

スープは、卵とコーンの中華スープですね。
かなり甘めの味付けで、うーん、口に合いませんでした。
スープを減らして、ライスとチキンを増やして欲しい。

そしてチキンライスに付けるタレですが、なんと3種類も付いてきます。
そのおかげで、プレートは皿だらけです(量が少ないのに…)。
ひとつは、スイートチリソース。
ひとつは、たぶんシーユーダム(タイの甘い醤油)。
そしてあと一つがオリジナルなんでしょう、ネギ塩オイルとなっています。

まずはチリソースとシーユーダムなんですが、もしかしたらこれ、そのまんまでしょうか。
普通は、これらをベースとしてタレを作るものでしょうが、おそらく特に手を加えてない感じです。
よって非常に味が単調で立体感に欠けます。
そして気にあるネギ塩はと言うと、白髪ネギを刻んだものをオリーブオイルにいれ塩をパラッとしてあるんですね。
言葉の響きから焼肉のタレを想像して口にしてみましたが、実際は全然違ってて、サラダドレッシングに近いものです。
これが意外にチキンとライスに合うのですが、要するにオリーブオイル。
ぼくにはこの3種ともが、あまりに味が平坦でいまいちのように感じました。

余談ですが、メニューに「3種類のタレと混ぜてお召し上がりください」と書いてあったので、もしかしてこの3種類のタレを全部混ぜるのかっ!?とも考え、思い切って3種ミックスを作ってみましたが、大変なことになってしまいました。
たぶん「(お好みの)3種類のタレ(それぞれ)と(チキンとライスを)混ぜてお召し上がりください」のことだったんですね。
混ぜたら、ダメ、絶対!

取材日時 2012/11 午後

カテゴリカフェ
お店AOI CAFE
住所愛知県名古屋市東区葵1-17-14 エルブ葵 1F
料理シンガポールチキンライス
金額800円
エリア
ウェブサイトhttp://aoi-cafe.jp/

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。