カオマンガイは名古屋に来て独自の進化を遂げた

オリジナルカオマンガイ


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長らく日本を離れていたずいぶん年下の女性と食事をするということになり、今日は朝からひとり困ったもんだと首をひねっていました。
というのもぼくは常日頃、「外食するならタイ料理」と自らを厳しく律していましたから、そもそもレストランの選択幅が極端に狭いのです。

しかもそういった持ち駒の少なさに加え、

○女性→雰囲気がいい店
○若い方→値段は抑えめ
○お酒を飲む→駅から近い

という条件がひとりでに浮かび上がり、ますます選択肢が少なくなる…うーん。
と、まぁそんな極限状況下で導き出されたお店がここ、サワデーすみ芳(http://www.sawasdee-sumiyoshi.com/)の栄店。
上記のような用途に応えられるお店として人気があり、今では名古屋で最も老舗のタイ料理屋のひとつと言えるお店だと思います。
営業店舗も3つあり、ぼくも幾度か足を運んだことがあるので、今回は特別な気負いもなし。
ちなみにこの栄店の特徴は、店の造りが落ち着いていること。
本店の方が広い見渡しの良いワンフロアなのに対し、こちらはテーブルごとのロールカーテンまで添え付けて、ゆったりとした食事がしやすくなっています。

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さて、前菜の生春巻きに続いて差し出されたのは、見慣れたカオマンガイ。
そうです、ぼくは今までに何度も食べたことがあったんです、このお店のものは。
すでに味も香りも見た目も充分知っていました、が、しかしこうしてカオマン会を始めた今、あらためて食してみてその独創性を再認識いたしました。

あらかじめご飯に乗せられた鶏肉はジューシーで、これはオーソドックスでぼくが好きなタイプです……が、今日オーソドックスなのは後にも先にもここだけ。
カオマンガイの場合、通常、後から自分で付けるタレですが、なんとここではすでに料理と一体化してます。
タレというよりは「つゆだく」といった雰囲気で、日本の丼物のようにご飯がタレごとツユを吸ってしまってるので、良くも悪くも味付けを調節することは全くできません。
おかげで、テーブルに置かれた瞬間から漂う、かなり強い生姜の香りで存在感は充分。
そこに盛られたご飯はなんと、インディカ米を普通にもちっと炊いた白飯です。
なんといつもの鶏ガラと油を使った炊き込みじゃないんですよ。(もしかしたら炊き込みかもしれないけど、感じ取れないほど味付けが薄い)
そこに鶏肉を乗せ、香ばしいフライドガーリックをまぶし、パクチーと浅葱をひょいっと乗せてある感じ。
カオマンガイ定番のスープは、なし。

なんていうか、別物だと思うんです、たぶん。
どちらかと言うと、アジアのぶっかけ飯、といったものに近いかな。

ご飯のつゆだくが苦手なぼくは、後半、かなりツラかったです。
注文するたびに(これで3回目)そうなので、これが仕様なんだと思います。

きっと老舗として昔から、日本人、特に名古屋人の舌に合わせた料理として生まれ発展しているのでしょうが、生姜とにんにくの香りばかりが引き立つカオマンガイが、ちょっとぼくにはヘビーでした。
ただスープは付かないですが、ディナータイムに880円という値段は、名古屋にしてはかなり良心的な設定となっています。

取材日時 2012/10 夜

カテゴリタイ料理レストラン
お店サワデーすみ芳
住所愛知県名古屋市中区栄3-9-30 柘植ビル 2F
料理カオマンガイ
金額880円
エリア
ウェブサイトhttp://www.sawasdee-sumiyoshi.com/

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